街の賑わいが復活 2012年の茅ヶ崎を振り返って
今年の世相を表す漢字は「金」。市内からも五輪・パラリンピック出場選手が活躍した2012年。また、昨年の大震災により見送られた祭りやイベントが復活し、賑わいを取り戻した年だった。茅ヶ崎の今年1年を振り返る。
2年ぶりの恒例イベント
1月、市は希望者へ放射能計測器の貸し出しを開始。初日には30人が市役所を訪れ、抽選が行われた。成人の日には「成人のつどい」が開催され、前年比33人増の2187人の新成人誕生を祝った。
2月は第66回市町村対抗「かながわ駅伝」競争大会で茅ヶ崎市が第3位に輝き、16年振りに過去最高順位タイとなる成績を修めた。同月、旧茅ヶ崎西浜駐車場周辺の土地利用計画素案がまとまり、「観光・商業・市場パート」「公園パート」等の内容が決定した。
市内で暮らした日本を代表する音楽家・山田耕筰の業績を形に残した赤とんぼの碑が完成、3月20日に除幕式が行われた。
年度初めの4月1日、市は「新庁舎建設担当」を新設。21、22日には大岡越前祭が、28、29日には湘南祭が2年ぶりに復活し、大賑わいをみせた。また、婚活と地域活性を目的とする各地で話題の「街コン」も湘南エリアで開かれた。初回は「オーシャンビュー」をテーマに茅ヶ崎が会場となった。
3選手がロンドンへ
6月には、改定され新しくなった「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」が完成し、7月中旬から配布が開始された。最新のハザードマップには、津波で浸水することが予想される区域や、市内の標高、(津波時の)避難場所などが掲載されている。
五輪並びにパラリンピック出場選手が決定し始め、セーリングの高橋賢次選手をはじめ、自転車では別府史之選手、女子柔道52kg級(視覚障害)には半谷静香選手が日本代表として7月から開催地ロンドンで活躍した。同月16日には市内で毎年恒例の浜降祭が開催され、勇ましい担ぎ手たちの姿が見られた。
8月は歌手aikoさんがサザンビーチちがさきで4年ぶりのフリーライブを行い、約3万1千人の前でステージを披露した。花火大会も2年ぶりに開催され、色鮮やかに打ち上げられた。
9月には日本代表としてロンドンで戦った高橋、半谷両選手が地元茅ヶ崎で生報告会を行った。別府選手からは会場へ向けたメッセージが届けられた。
年末に衆院選
10月からは市民グループ「市役所建て替えの是非を問う住民投票を求める会」が街頭などで署名活動を始めた。同月は災害時などの緊急情報伝達や発信を目的として活動している「ちがさきにFM局を創ろう会」のワークショップも開かれた。
秋も深まる11月3日には今年で7回目となる湘南国際マラソンが開催。間寛平さんや猫ひろしさんら著名人ゲストも参加し、約2万1千人が湘南路を駆け抜けた。また9日には浜見平地区複合施設の外観が公開され、2015年オープンに向けて動き出した。湘南ベルマーレが3年ぶりにJ1復帰を決めたのは11日のことだった。また同月に、JR東海道線茅ケ崎駅改良と駅直結のラスカ増床計画が発表され、来年1月から工事が開始されることがわかった。
師走12月、衆議院解散に伴う選挙に向けて月初めから市内に選挙カーが走った。
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