茅ヶ崎青年会議所2013年度理事長に就任した 山本義治(よしはる)さん 矢畑在住 38歳
次世代へ引き継げ
○…「不安も壁も待ち構えているかもしれないけれど、仲間たちのことを考えれば、怖くないです」。今年、茅ヶ崎青年会議所約70人を率いる。スローガン「地域と共に元気な未来へ〜take action with smile〜」を掲げ意欲的に責務へ臨む。同会議所は今年で45周年の節目を迎え「やるからには色々と挑戦したい」と責任強さを感じさせる声で語った。
○…25歳の時に知人に誘われ「世の中を勉強するつもりで入会したが、こんなにも色々な人と会えると思わなかった」と真剣な表情で振り返る。理事長だからという考えではなく「次世代へたくさんのことを伝えたい」と後を引き継ぐ世代への橋渡しも思慮に入れた意味深い就任だ。今まで耳にしてきた地域の声を「会議だけではなく”汗をかく”活動」で行えるよう積極的に考えているという。
○…祖父の代から続く水道会社の長男として下寺尾で生まれた。父と母と妹という4人家族の下で育ち、北陽中学ではその長身を活かし、バスケット部に所属。「今ではやらなくなってしまったけど、同じ年でやっている人を見るとワクワクする」。理事長選も同世代に刺激を受けて立候補したという。今回の就任は、学生時代の恩師も大喜びだったと朗らかな笑顔で話すが、実は当時はかなりやんちゃだった様子。「パーマか坊主の二択しかなくて」前者の髪型で高校に通学。しかし自らの意志で稼業に繋がる土木のアルバイトで経験を積もうとした姿勢は、根が真面目だという証拠。「当時のことを話すのは恥ずかしいんです」
○…今では有限会社山本ポンプ工業代表取締役として現場も担当しつつ書類に追われる日々だが、下積み経験は活きている。東日本大震災では地面が揺れる中、水道工事を夜通し行った。被災地で炊き出しを行うなど復興支援も精力的。この一年、大人としての真面目な”やんちゃ”ぶりを発揮してくれるだろう。
|
<PR>
|
<PR>