市内2012年救急出動状況 救急出動が1万件超え 3年連続で最高数値更新
茅ヶ崎市内の2012年の救急出動状況がこのほど市消防本部から発表され、出動件数が10249件、搬送人員が9748人となり件数・人員ともに3年連続で過去最高数値を更新した。また出動件数が1万件を超えたのは、今回が初となった。
2012年の救急出動件数を月別で見てみると夏と冬が他よりも多く、1月が909件、7月が885件、8月が967件となった。増加の要因として「季節の温度差や市内の高齢者の増加などが必然的に関係してきているのではないか」と市消防本部救命課は分析している。
また救急搬送人員も2011年の9365人から383人増加し、9748人に上った。増加の背景には、出動件数同様に市民の高齢化などによる高齢者(65歳以上)の救急搬送の増加なども一因と考えられる。これは市内のみならず全国的にも同様の傾向だという。
さらに傷病程度別搬送人員にも目を向けると、軽傷が4174人(前年4220人)、中等症4851人(前年4582人)、重症558人(前年406人)、死亡156件(前年155人)となり、軽傷が減少した以外は全ての項目で増加した。
市消防本部救命課は「軽傷が減少したが、依然として全体の約43%を占めているので、救急車の適正な利用についてイベントや講習会などで啓発および周知を継続して行っていきます。しかし普段と様子が違うなど身体に異変を感じたら躊躇なく通報してほしい」と呼びかけている。
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