茅ヶ崎市は一昨年3月に閉鎖された旧茅ヶ崎西浜駐車場(市内南湖)の土地の一部を神奈川県から購入する手続きを進めている。これは駐車場とその周辺について、商業施設などによる賑わいを創出させようとする土地利用計画の一つ。購入費用1億878万2100円は昨年12月の市議会で補正予算を提出、承認されている。
この計画は駐車場(4913平方メートル)と茅ヶ崎警察署職員公舎跡地(863平方メートル)、県警第二交通機動隊茅ヶ崎分駐所(1693平方メートル)の全7469平方メートルを対象とするもの。敷地内を「観光・商業・市場パート」、「公園パート」、「公共・公益パート」に区分し、海岸付近の活性化を目指している。今回、市が購入する場所は「公園パート」としている警察職員公舎跡地。
計画地は全てが県の管理地となっており、将来的には出店を目指す民間事業者などに県が土地を売却することを想定している。市では住居などではなく海岸集客用の駐車場や賑わい創出の商業施設などが開発し易くなるよう、新たな地区計画の指定を進めている。
縦貫道開通で流入客の取り込みを
2014年度に全線開通が予定されているさがみ縦貫道路は、新湘南バイパスの柳島出口まで繫がる。西浜駐車場周辺の開発はこのこととも関係がある。市では「道路開通に伴う相乗効果は考えている。近隣の海岸エリアに大型バスが駐車できるスペースは無いのでこの土地に確保できたら大きなメリットになるはず。またこの場所が無くなると夏の海水浴客が停められる駐車場も極端に少なくなるので、その問題も解消したい」と話している。
市は今年度中の土地購入を進めていくほか、地域自治会への説明などを実施し、早期の地区計画の決定を目指していく。その後、県が土地売却を実施していくこととなる。
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