神輿39基が浜に集結 暁の祭典 「浜降祭」
茅ヶ崎の4大祭りのひとつ「浜降祭」が、7月15日(月・祝)に茅ヶ崎西浜海岸(サザンビーチちがさき西側)で開催される。今年は茅ヶ崎市・寒川町の神社から本神輿34基、子供神輿5基の計39基が海岸に集結する。
夏の訪れを告げる浜降祭は県無形民俗文化財に指定されているほか、「かながわのまつり50選」にも選定。早朝に行われることから別名「暁の祭典」とも呼ばれている。同祭の起源は、鶴嶺八幡宮が心身のけがれを清める「みそぎ神事」のために毎年、浜辺に渡御(とぎょ)を行っていたという。また1838年に寒川神社の神輿が相模川の渡し場で川に落ち、南湖の漁夫・孫七の網にかかり、神社に届けたお礼にみそぎを行うようになったなど諸説がある。
会場では「どっこい、どっこい」と相州神輿独特の掛け声が響き渡る。また神輿が海に入る「みそぎ」も見所の一つ。さらに茅ヶ崎甚句も披露され、担ぎ手の勇ましい姿を一目見ようと毎年多くの人が来場する。
当日は深夜から早朝にかけて神輿が各神社を出発。午前4時30分に一番神輿が祭典会場に入場し、39基が集結する。7時からは合同祭が行われ、その後8時頃に発輿し帰路に向かう。みそぎは入場時と合同祭終了後に行う。問合せは寒川神社【電話】0467・75・0004または茅ヶ崎商工会議所(土、日、祝日除く)【電話】0467・58・1111。
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