熱中症傷病者数 ここ10年間で最多に 今夏は重症患者なし
茅ヶ崎市内の熱中症傷病者数が8月31日現在で55件となり、ここ10年間で最多となった(茅ヶ崎市消防本部調べ)。また8月までの数値で近年最も多かった年は一昨年の50件だった。
熱中症またはその疑いでの搬送者が増加したことの主な要因として、同本部は「梅雨明けが例年より少し早目だったので、気温の上昇する時期も早まったことなどが要因ではないか」としている。また同本部では今夏も消防車とパッカー車などを利用して市内を巡回し、注意を喚起するなどの対策をとった。
今後も十分な注意を
搬送された人を年齢別で見ると10代から高齢者までと様々だった。しかし救急搬送された人の症状はいずれも軽傷と中等症で今夏は重症患者は出なかったという。また連日猛暑日が続いたが気温が下がり、過ごしやすい日もあったことなども影響し、8月21日から31日までの期間は熱中症での救急搬送はなかった。
同担当者は「救急搬送者は増加したが、市民の方の熱中症に対する意識が年々高まっているので、症状も比較的軽いもので済んでいるのだと思います。引き続き暑い日が続くので、こまめに水分補給をするなど対策を心がけてほしい」と注意を呼びかけている。
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