関東地方で梅雨明けの発表があった7月22日以降、茅ヶ崎市内では熱中症を訴え救急搬送される人が増加。例年梅雨明け後の気温上昇に伴い搬送者が増加することから、市消防本部では引き続き注意を呼び掛けている。
茅ヶ崎市内の熱中症疾病者搬送数が7月27日現在で19件になり、昨年同日比の29件に比べ減少しているものの、梅雨明け後の22日からの6日間で10人と急増している。
搬送者を年齢層別にみると1歳児から7歳未満が2人、40歳から65歳未満が9人、75歳以上が4人、その他の年齢層でも「1歳未満の乳幼児」以外1人ずつ搬送されている。
なかでも9件の搬送事例と年齢層別で最も多い40歳から65歳未満では、建設現場の作業中や草刈りなど屋外での作業中に不調を訴える例が発生しており、65歳以上の高齢者層より多い。また1歳児から7歳未満の年齢層では、外遊びから帰宅後体調不良を訴えて救急搬送された事例もある。搬送された患者はいずれも軽症または中等症で意識障害などの重傷例はない。
市消防本部では「昨年は梅雨明けが例年に比べ2週間ほど早く7月上旬から気温が上がったため搬送者が多くなった。例年梅雨明け後に気温が上昇し、体が慣れずに不調を訴える人が増えるので気を付けて欲しい」と注意を呼びかけていた。
十分な対策を
市消防本部では熱中症対策について【1】こまめな水分補給をする【2】炎天下での作業や運動は避け、やむを得ない場合は細心の注意を払う【3】冷房や扇風機で温度調節を行うなどを挙げ、熱中症が疑われたら「涼しい場所に移動し、水分を取り早く体を冷やすなどの処置をして欲しい」と話している。
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