茅ヶ崎市香川で農業を営む「伊右衛門農園」の三橋清高さん(37)が、このほど神奈川県および農業関係団体などで構成される「神奈川県担い手育成総合支援協議会」から優良認定農業者として表彰された。
認定農業者制度は、農業者が5年後を目標とする農業経営改善計画を作成し、その計画を市町村が認定する制度。
認定されると市町村をはじめ、国や県、農業関係機関から各種支援が受けられる。その中でも特に優れている農業者を表彰する優良認定農業者表彰は、売上高や労働環境の整備など農業経営の改善に積極的に取り組み、地域の農業振興や活性化に寄与している農業者の功績をたたえる制度として毎年県内市町村から推薦された農業者の中から選考が行われる。
今年の優良認定農業者に茅ヶ崎市から三橋さんと海老名市内の農業者の2人が表彰された。三橋さんは、多品目の露地野菜を生産し日々生産技術や品質の向上を目指している。またインターネットなどさまざまな媒体を通じて情報を発信しており、茅ヶ崎市の農産物品評会では毎回入賞するなど品質にも定評がある。
自宅前の直売所で野菜を販売するほか、茅ヶ崎公園野球場では毎週土曜日に開かれる「海辺の朝市」にも出店。海辺の朝市会会長として、また市の農業研修講座の講師を5年続け新規就農者の研修を受け入れるなど地域への貢献度の高さも表彰に繋がった。
三橋さんは大学卒業後24歳で農業の道に。「土を育て野菜と会話し心で作る」をモットーにし、野菜を使うことを「文化」と位置づけるなどユニークな切り口で消費者に野菜の魅力を発信し続けている。「活動が認められたのはうれしいが通過点に過ぎない。さらに上を目指します」と話した。
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