茅ヶ崎市内でインフルエンザが流行し始めた。今シーズンは、昨年に比べて1カ月以上も早い流行開始となっている。
茅ヶ崎保健所管内で、11月17日から23日まで(第47週)に定点当たりのインフルエンザ患者報告数が、「流行」開始目安を超える1・0となった。昨年は12月23日から29日まで(第52週)で1・36となり、今年は5週間も早い流行の開始となった。
神奈川県下では11月24日から11月30日まで(第48週)に三崎センター管内を除く13管内全てで「流行」開始目安を超過。県ほぼ全域で、昨年より1カ月程度早くインフルエンザが流行している状態だ。
国立感染症研究所は、定点当たりの報告数が1・0を超過すると「流行」開始、10・0を超過すると「注意報」、30・0を超過すると「警報」の目安としている。
AH3(香港型)の他にも
同保健所管轄を含める県域でのインフルエンザウイルス検出状況は、昨シーズンに続きAH3(香港型)が多い傾向にある。またインフルエンザ報告数に加え、「RSウイルス感染症」の報告数が多いのが今年の特徴。乳幼児に目立つ同感染症は、発熱や咳など風邪のような症状があり、気管支に影響をもたらす場合があるという。「体調に不安があったら医療機関へ。この時期は、まずインフルエンザ検査を行い、陰性が出たらRSウイルス感染症の疑いを」と神奈川県衛生研究所の担当課は話す。
市内小学校では9月から
茅ヶ崎市内では、初秋からインフルエンザによる学級閉鎖が始まっており、9月に緑が浜小、10月に浜須賀小で行われた。流行開始後の11月下旬以降には、鶴嶺小、松林小、香川小、茅ヶ崎小の6校6クラスの学級閉鎖が報告されている。児童の間でも、インフルエンザウイルスの検出状況はA型が多いという。
市保健福祉課の青木恵子保健師は「手洗い・うがいのほか人混みではマスクの着用など、年齢に関わらず予防意識を高くもってほしい。市では65歳以上には予防接種の補助も実施しています」と話している。
(12月8日起稿)
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