市内菱沼海岸にある茅ヶ崎ゴルフ倶楽部を運営する観光日本(株)が3月に撤退することを受けて、土地の一部を所有する神奈川県が1月29日、今後の事業アイデアを民間企業などから募集することを発表した。
同社がゴルフ場の会員や県などの地権者に撤退を発表したのは昨年4月。その後は市民団体などが広域避難場所としての機能維持や環境保全などの点から、ゴルフ場存続の可能性を模索していた。
4月に県が実施するのは約20万平方メートルある跡地利用についての提案受け付け。県、市の総合計画を推進し、湘南海岸の地域活性などを図るアイデアを募集する。提案にはゴルフ場継続も含まれる。2月17日(火)には事業者向けの現地説明会(事前申込み制)が予定されており、既に数社からの申し込みがあったという。
新規事業開始までゴルフ場の継続も
県は提案受け付け後に利活用の方向性を市や地権者らと協議し、10月以降に事業者の公募を行う予定。4月以降のゴルフ場については、新たな事業が始まるまで暫定的に継続運営できるかを観光日本などと交渉中だという。「4月から遊休地となることはコストやリスクを考えても出来るだけ避けたい。観光日本と地権者で話し合いを進めている」と県は話している。
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