第44回神奈川県施設野菜共進会「立毛の部」で、市内萩園のトマト農園が最高賞にあたる農林水産大臣賞を獲得した。市内のトマト農園が受賞するのは一昨年に続き2回目。
「立毛の部」は、耕地に生育中の状態を審査する部門。果実の形や品質、味や糖度などを評価する「野菜の部」とは異なり、【1】生育(草勢、茎の太さ、節間長、葉色等)、【2】収量性(着果数、玉伸び、栽植密度等)、【3】品質(形状、空洞や奇形の発生、着色等)、【4】管理(誘引・整枝、玉出し、摘果、下葉の整理等)、【5】病害虫の5項目を専門員が各畑で現地調査し、審査を行う。
近年の「立毛の部」ではトマトとキュウリが交互に隔年で同賞に選ばれている。今年の第44回では、市内萩園の峰尾久徳さんが育てる収穫前のトマトが受賞。2年前の第42回では、市内萩園の二見敏明さんが育てる収穫前のトマトが同賞を初受賞した。
品質向上に団結
萩園では、トマト農家8軒で勉強会などを開く組合を作っている。苗が生育し始めた12月頃と、最初の収穫期を迎える2月頃を目安に組合員同士でハウス農地を見学し合い、気付いた点を指摘し合うなど切磋琢磨しているという。個人でトマト生育の技量を上げつつ、萩園のトマト全体の品質向上のため、一致団結して活動していることが、一昨年に続く受賞につながった。
7月には、県が開催する授賞式に出席する予定。峰尾さんは「萩園のトマト農家が評価されたと思うと、心から嬉しい」と話した。
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