2015年市内火災・救急出動 放火と軽傷搬送が増加 救急は4年連続1万件超
茅ヶ崎市内の2015年の火災、救急出動状況が1月4日に発表され、火災は51件(2014年比5件増)、救急出動が1万330件(同68件増)だったことがわかった。
市内で発生した火災51件のうち、火災種別では「建物火災(28件)」が最も多く、全体の約55%を占めたが、14年(30件)比では2件減、13年(40件)比でも12件減と減少傾向にある。反面、建物・林野・車両に含まれない「その他の火災(19件)」が14年(14件)に比べ5件増となった。
また出火原因で最も多かったのが「放火・放火の疑い」で14件(14年比3件増)。「こんろ」4件、「電気機器・装置」3件と比較すると突出している。火災による死者は2人(14年3人/13年3人)、負傷者は7人(14年15人/13年26人)で、ここ数年減少している。
「軽傷」が4割以上
救急出動は2012年以来、4年連続で1万件の大台を超える結果となった。これを1日平均にすると約28件の出動数になる。なお119番通報を受けてから、病院に収容するまでの平均所要時間は29分6秒(2014年の全国平均は39分24秒)となっている。
事故種別救急搬送は上位から順に「急病」6614人(14年比37人減)、「一般負傷」1440人(14年比18人減)、「交通」854人(14年比33人増)。傷病程度別で見ると、「軽傷」4035人(14年比239人増)、「中等症」4876人(14年比117人減)、「重症」660人(14年比58人減)、「死亡」128人(14年比9人減)、「その他」12人(14年比8人増)となっている。
軽傷者の搬送比率が全体の4割以上を占めている状況に対し、市消防本部は「死亡、重症及び中等症が減少したが、軽傷が増加し全体の42パーセントを占めている。引き続き『救急車の適正な利用』について、啓発及び周知をしていきたい」と話している。
救助出動件数は27件(14年比2人減)、救出人員は25人(14年比2人増)。事故種別では、全体の約7割が「交通事故(9件)」と「水難事故(8件)」で占められている。
同本部は「昨年は全国的にも大規模な自然災害の発生が印象的で、市内においても台風や集中豪雨による出動が発生している。今年も対応の強化を継続して行っていきたい」と話している。
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