茅ヶ崎で初のオープン大会を開催した茅ヶ崎フロアボール協会の会長を務める 樋口 剛さん 菱沼出身 48歳
目指すは喜びの場づくり
○…屋内で行うアイスホッケーに似たスポーツ「フロアボール」の普及に取り組む。このほど茅ヶ崎で初のオープン大会を開き、日本各地から選手約140人が出場する大会のホスト役を務めた。気さくな人柄で「試合は負けたが、競技のPRも目的のひとつ。たくさんの人に試合を見てもらえたので、これで興味をもつ人が少しでも増えてくれれば」と期待を寄せた。
○…菱沼出身。小和田小、松林中では運動部に所属し、学生時代は大磯ロングビーチなどでバイト三昧の日々を送った。「大学生の頃、バイト仲間にアイスホッケー部員がいて大会を見に行ったことがあった」。幼い頃にテレビで試合を見て以来惹かれていた競技だったが一歩を踏み出すことができなかった。市役所に入庁し、防災や交通安全など様々な部署を経験。現在は障害福祉課で「仕事を通じて人のためになれること」にやりがいを感じている。
○…フロアボールとの出会いは30歳の時。市が推進するニュースポーツとして紹介され「これならやってみたい」と練習に参加した。やがて協会の設立に携わり、10年副会長を務めて昨年会長に就任した。「簡単なルールながら奥が深いスポーツで、やれば楽しさがわかってもらえる。体験教室などで周知の機会を増やしていきたい」。小6の息子もプレーヤーで、家でも一緒に練習しているという。
○…横浜DeNAベイスターズのファン。ホエールズ時代から応援していたが息子がファンになったことで再燃し、今では2人で年間30試合を観戦する。「ファンを楽しませようと常に気にかけている所が好感をもてる。なかなか勝てないから勝った時の喜びも大きい」とその魅力を語る。「みんなが喜ぶ場を作ろうという所は、フロアボールに対する自分の思いに似ている。幅広い世代に競技の楽しさを広めて、湘南地区の代表チームを作りたい」。思い描く未来には、たくさんの人の笑顔が並んでいる。
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