絵本の世界を表現した木工細工を制作している齋藤武久さん(99)=茅ヶ崎市矢畑在住。齋藤さんの作品と関連絵本の展示会が2月16日(火)から3月15日(火)まで茅ヶ崎市立図書館2階展示ホールで開かれる。「14ひきのねずみ」シリーズや「ぐりとぐら」、昔話「かちかちやま」などをテーマにした作品が並ぶ予定。
展示会最終日に100歳の誕生日を迎える齋藤さんが木工作品を作り始めたのは90歳の頃。77歳まで一筋だった車の部品加工の鉄工仕事で培った手先の器用さを生かし、慣れ親しんだヤスリやドリル、彫刻刀で作品を生み出している。材料は愛犬の柴犬・モモとの散歩中に収集した木の枝や譲り受けた木材など。作品数が増えてきたことを受け、家族の勧めで2012年に初めて市内で展示会を開催すると「手にした人が思わず笑顔になる可愛らしい作品」に、図書館や小学校などから声が掛かり、様々な場所で展示を実施。その反響は広がり、雑誌やテレビの取材も受けた。齋藤さんは「この歳になって、色んな経験をさせてもらえて嬉しい」と笑顔を見せる。
作品は、親戚や知人の子どもに贈ることも多く「喜んでもらえるのが一番のやりがい」と話す齋藤さん。最近は、ひ孫のために小さなままごと道具なども作っており「これからも、喜んでくれる人がいる限り、作り続けていく」と話した。
展示会の時間は午前9時から午後7時(土日は5時)まで。月曜休館。会場では作品展の感想や100歳を迎える齋藤さんへのお祝いメッセージも受け付ける。問い合わせは同館【電話】0467・87・1001へ。
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