(有)三河屋(河合幸雄代表、本社・茅ヶ崎市香川)と、市内で活動する環境保護団体の三翠会(鈴木國臣代表)が協力し、市内の水田保全につなげようと茅ヶ崎産煎餅を開発。4月から販売を開始した。
きっかけは昨年、茅ヶ崎市のふるさと納税の返礼品に互いに採用されたことから。鈴木さんが、同会で育てている「茅ヶ崎産黒米」を煎餅作りに使うことを思い付き、昨年末に三河屋へアイデアを持ち込んだ。鈴木さんは「地元の煎餅屋さんと地元産の黒米で、新たな名物が生まれるのではと考え、思いを伝えた」。これを受け河合さんは「茅ヶ崎産、地産地消ということだけでなく、三翠会の米を育てる活動が環境保護につながっていること、そして鈴木さんの地元に対する熱い思いに心を動かされた」と話し、二人の思いが一致した。
河合さんは「黒米を使った煎餅づくりは難しく、何度も試作品を作って三翠会の皆さんに試食してもらった」と試行錯誤を重ね、生地に茅ヶ崎で採れたわかめやひじきを練り込んで焼き上げ完成させた。商品名は「黒米」と茅ヶ崎のゆるキャラ「えぼし麻呂」にあやかり「麻Q呂(まっくろ)」と命名。二人は「今後はふるさと納税の返礼品や、柳島に予定されている道の駅で販売できる愛される土産になるよう育てていきたい」と話した。
味は甘辛醤油味と黒胡椒味の2種。税込324円(12袋入)で、三河屋香川駅前本店・エメロード茅ヶ崎店で販売中。問い合わせは三河屋【電話】0467・52・0935、三翠会$090・9145・4166へ。
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