茅ヶ崎市は今年4月、市立小中学校の13年間分のエアコンリース契約を結んだ。中学校は今年9月、小学校は来年6月の稼働に向け、現在機器の設置工事が進められている。
設置は、2016年度の夏休み前後に各小中学校で行われた温湿度調査を受けたもの。調査の結果、室内の最高気温が30度を超える学校が多数あったことから、「学校環境衛生基準に基づくと望ましい学習環境とはかけ離れている」として、整備への準備が進められていた。
設置されるのはすべての中学校13校208教室、小学校19校454教室。各普通教室1台ずつの計662台を整備する。
中学校は8月末までの完了予定で設置工事を進めており、検査を経て、9月から使用開始予定。小学校は9月から来年5月中に設置工事を行い、検査の後、6月の使用開始を目指している。汐見台小学校は先行し今年6月に整備を済ませている。
整備費用は、設計費、工事費、13年間のリース料、補修・メンテナンス代などを含め23億2881万円。1校あたりの月間リース料は中学校が30万円、小学校が37万円ほどとなっている。
リース料寄付募る
整備費用の確保は教育費として議会の承認を得ている。しかし、各校の維持管理経費にリース料が加えられることとなり、修繕費などと調整する必要が出てしまった。
これを受け、市は寄付型のクラウドファンディングを行いエアコンリース料の寄付を募っている。「子どもたちの快適な学習環境のため」として、エアコンリース料の財源や、そのほかの学校施設維持管理の充実などにも充てられる予定。寄付に対する記念品などの返礼品はないが、寄付者の名前が市ホームページ上で公表される。寄付の申し込みと問い合わせは市教育委員会・教育総務部教育施設課【電話】0467・82・1111へ。
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