夏の湘南とは趣きの異なる、しっとりとした秋の街歩きを楽しんで──。秋の読書週間に合わせ、茅ヶ崎・辻堂・藤沢エリアの本好きの個人店が趣向を凝らし企画した展示・イベント『秋日の読書散歩』が、10月29日から11月9日(土)まで開かれている。
秋日の読書散歩は、湘南エリアに店舗を構える本好きの店主たちによる、文化的なまちづくりイベント。「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という意思のもと、戦後間もない1947年に始まった秋の読書週間の意思に共感した店主たちが、「湘南・茅ヶ崎界隈でも、書物文化に出会える・触れる機会をもっと増やしたい」と昨年初めて企画した。
期間中は「本」というくくりで、それぞれの参加店が展示やワークショップ、売りたい本を箱に入れて販売する一箱古本市などを自由に行っている。昨年、12店舗が参加しひっそりと開催された同イベントは評判を呼び、今年は17の商店が集まった。参加店は、パン屋やカフェ、工房、ギャラリー、雑貨店、花屋など多岐にわたる。「異界」をテーマに妖怪や化け物が登場する本を紹介する店舗、料理本に特化したブックカフェ、アートブックのポップアップ、トークショーなど、店めぐりをすることで新たな発見や出会いが期待できる内容になっている。
実行委員会メンバーの吉村千絵さん(元町・すずの木カフェ)は、「本にまつわる小さなイベントです。地図を片手に読書散歩をお楽しみください」と話している。(問)すずの木カフェ【電話】0467・82・3411
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