全国的ないじめ認知件数増加を受けて、「茅ヶ崎市いじめ防止サミット」が12月14日、市役所分庁舎コミュニティホールで初開催された。市内小中学校の児童・生徒がいじめ防止に向けた活動を発表。それぞれの思いを訴えた。
会場には市内小中学校から教諭や児童・生徒、その保護者など約250人が出席。西浜小と松浪小、鶴嶺中と浜須賀中の4校が、15分ずつの持ち時間で各校の取り組みを紹介した。
西浜小は1年生と6年生がペアを組んで交流する縦割り活動などを説明。運営委員会を立ち上げ、各クラスで話し合いの時間を持つ「いじめをノックアウトウィーク!」を設け、全校児童に活動を広げている。委員長を務める女子児童は「見て見ぬふりをやめ、勇気を持って声掛けを」と呼び掛けた。
子どもが主体的に
浜須賀中は、有志が学内外でいじめ防止を訴える「スクールバディ活動」を紹介。講習を受けたメンバーが主体となって各クラスや小学校を訪問。NHKが主導するいじめ防止キャンペーン「100万人の行動宣言」にも参加し、テレビ取材も受けた。参加者は「子どもたちの”やらされている感”がゼロ。想像以上の取り組みに感心した」と話した。
市教育委員会の青柳和富課長は講評で、「子どもたちの発案で校長まで巻き込んでいる例もあった。これからも受け身ではなく主体的に取り組んでいってもらいたい」と話した。
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