第56回県中学陸上選手権が4月24・29日に三ツ沢公園陸上競技場(横浜市)で行われ、畑和希さん(浜須賀中3年)が女子800mで優勝、1500mでも5位に入った。他にも男子800mで三浦向陽さん(松林中3年)、男子400mで枝光大樹さん(浜須賀中3年)、男子1500mで三浦さんと山田涼太さん(浜須賀中3年)が入賞を果たした。
レース当日は「曇りで風もなく走るにはいい天気だった」と畑さんは振り返る。予選で自己ベストを2分18秒17に更新し、コンディションも良かったという。
予選の手応えから「スタートから突っこんでいけば優勝できると思った」と話し、本番前に陸上部顧問の齋藤孝之教諭(43)からは「いつも通りにいけば優勝できる」と声をかけられていた。
満足せず高み目指す
迎えた本番はライバルの丸山あおいさん(横浜市立浜中3年)との一騎討ちに。「最後の100mが強み」と話すようにラストスパートをかけ、丸山さんと0・13秒差の2分20秒95で栄冠を手にした。このレース内容に「満足していない。この優勝は関東大会への通過点だと思っている」とさらなる高みを目指す。今大会では1500mにも挑戦したが「ついていけず終わった」と5位入賞。次の大きな大会である湘南大会では「800・1500mで優勝したい」と話した。
今後は高校でも陸上を続けるため、「これから高校でもやっていけるフォームや走りを身につけたい」と話す。
市内から4人入賞
今回の県中学選手権では、畑さん以外にも松林中と浜須賀中から3人が入賞を果たした。
三浦向陽さん(松林中3年)は、男子800mで4位(2分3秒12)、1500mで5位(4分17秒90)とダブル入賞。「800mはめちゃめちゃ走れたからよかった」と笑顔が弾ける一方、得意の1500mは土砂降りの中で思うように力が発揮できず悔しさが残った。
普段は陽気なキャラクターの三浦さんだが、陸上は別。主将として誰よりも練習し、背中で部員を引っ張る。夏の大会は全国出場はもちろん、「全国1位が目標です」と言い切った。
枝光大樹さん(浜須賀中3年)は、男子400mで5位(54秒50)入賞を果たした。レースでは53秒台を目標としていただけに「悔しい気持ち半分、うれしさ半分」と本音を吐露。ゴール後は気持ちに余裕があり「もっといけたかも」と歯痒さが残った。「今後は51秒台を目指す」と話した。
山田涼太さん(浜須賀中3年)は、男子1500mで7位(4分20秒06)入賞。昨秋の県総体で3位に輝いた実力者だが、今年3月の練習で右足首を捻挫。1カ月ほど練習を休み、大会の期日までには治して出場した。しかし自己ベストの4分11秒44には及ばず、「練習不足だった」と振り返った。
|
<PR>
茅ヶ崎版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|