競技としてのSUPを広める活動をしている 大森 正也さん 本村在住 27歳
SUPで人を幸せにしたい
○…サーフボード大のボードに立ち、パドルで漕ぐSUP(スタンドアップ・パドルボード)。特定の距離を複数人が順位を競う「競技としてのSUP」を広めようと活動している。週5日、相模川河口で練習し、一般社団法人「サップリーグジャパン」の理事として普及に努めているほか、ウェブを活用して認知拡大を図る会社を起業、啓発に励む。
○…生まれも育ちも茅ヶ崎。大学1年生でサーフィンを始め、3年生の時に先輩に誘われ、SUPに出会った。ゆったり楽しむものと思っていたSUPのイメージが「良い意味で裏切られた」。「一瞬が勝敗を分ける。一漕ぎに練習のすべてが現れ、自分の力でどこまでも行ける気がしてくる」と話し、早稲田大学でSUPの公認サークルを発足。全日本学生SUP連盟を立ち上げた。自身は2019年の全日本選手権で7位になるまで成長した。
○…早大では、船など大きく動くものが好きだったことから創造理工学部で流体力学を研究。船周りの水の抵抗を推定することをテーマに学んだ。SUPのボードデザインや形状を考える際、力学の知識が必要になってくることからスピードと安定性を兼ね備えた「自分の理想のボードを作りたい」。今は実現に向けて工場の選定中だ。
○…目指すは「海の箱根駅伝」。正月に20チームで対戦し、ドローンで撮影した映像をスマホで観戦したり、選手の様子や心拍数をリアルタイムで確認できたりといった観戦体験を作りたい、と起業した。関わる人を増やし、SUPで「幸せにしたい」。「僕がきっかけで始めた人が、やって良かったと思えるものにすることがその人たちへの責任」と強い想いで、夢に向かって歩みを進めている。
|
<PR>
|
<PR>