神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎・寒川版 公開:2022年8月19日 エリアトップへ

茅ケ崎西浜高校の遊作さん 美術公募展で総理大臣賞

文化

公開:2022年8月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
賞状とメダルを手にする遊作さん
賞状とメダルを手にする遊作さん

 「第23回高校生国際美術展」(世界芸術文化振興協会主催)の美術部門で、県立茅ケ崎西浜高校3年の遊作(ゆうさく)真由さんが内閣総理大臣賞を受賞した。シカをモチーフに重厚感あふれる立体作品を手がけた。

 全国の高校生を対象にした同展は美術と書の2部門で作品を公募。美術の部には1285点の応募があり、一次・二次審査を通過した151点が入賞した。8月3日に都内で表彰式が行われた。

 「復活」と題する遊作さんの作品は、発泡スチロールを削った土台に半紙を貼り、使い古しのペンや釘、自転車のライト、アイロン、洗剤容器などの廃品を組み合わせてシカを表現。絵の具で全体を着色し、古びた金属のような質感を出した。高さは約130cm。

 「がらくたが再利用される過程を、シカとなって復活するイメージに重ね合わせた。今にも飛び上がりそうな姿にしたことで作品を力強く、大きく見せられるようにできた」と遊作さん。シカが外国で復活を象徴する生き物とされていることに着想を得たという。

かっこよく再構築

 美術部に所属。春休みから制作を始めた。作品の高さが応募規定を越えていたため、シカの角を短く作り直すとともに、片方の角をコンパスと絵筆で表す工夫を凝らし、シカの顔の形にこだわった。部活動のない土日も学校に通い、5月に作品を仕上げた。実は、昨年もシカの立体で高校生国際美術展に応募したが、一次審査で落選。今年はシカのポーズなど前回の作品で「満足できなかった部分」に改良を加えての再チャレンジだった。

 顧問の萩谷千春教諭は遊作さんについて「素直で周りの意見を聞く心がある。そのアドバイスに自分の考えを反応させ、どんどん成長した結果が受賞につながった」と称える。

 ものづくりが好きで、建築にも関心があるという遊作さん。総理大臣賞の受賞に「賞を取ろうというより、自分が絶対にかっこいいと思えるものを完成させたかったので、『よっしゃ』とうれしい限り。これからも作品を作り続けていきたい」と意欲を語る。

国立新美術館で展示

 市内の高校からは、県立茅ケ崎高校2年の岩澤佳歩さんの油絵「ウリモノ」が奨励賞に選ばれた。遊作さんと岩澤さんの作品を含めて、美術と書の各部門の奨励賞以上の作品398点および海外13カ国の高校生の作品が、国立新美術館=港区六本木=で8月21日(日)まで展示されている。観覧無料。時間は午前10時から午後6時(最終入場5時30分)まで。

受賞作品「復活」。80×80×130cm
受賞作品「復活」。80×80×130cm

みんなの下水道(茅ヶ崎市下水道河川部)

9月10日は下水道の日。9月4週にわたり、下水道の大切な役割をご紹介しています。

https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kurasi_gesuido/1045423.html

<PR>

茅ヶ崎・寒川版のトップニュース最新6

「街と環境守る役割知って」

「街と環境守る役割知って」

9月10日は下水道の日

9月6日

観光客向けに非常用電源

寒川町観光協会

観光客向けに非常用電源

スマホ約250台充電可能

9月6日

開始を前に試食会

茅ヶ崎市中学校給食

開始を前に試食会

好評の声に市、手応え

8月30日

伝統の灯に終止符

寒川町岡田大山灯篭

伝統の灯に終止符

江戸時代から続く風物詩

8月30日

混乱なく呼びかけ終了

南海トラフ地震臨時情報

混乱なく呼びかけ終了

海水浴場も通常営業

8月23日

「今できる最高の泳ぎを」

パラ水泳選手田中映伍さん

「今できる最高の泳ぎを」

パリ・パラで3種目出場

8月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月19日0:00更新

  • 7月5日0:00更新

  • 3月1日0:00更新

茅ヶ崎・寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

街歩き防災を考える

街歩き防災を考える

災害時避難場所など確認

10月27日~10月27日

茅ヶ崎・寒川版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月9日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook