茅ヶ崎市博物館の展示室がこのほど、地域活性化などに寄与した施設や事業のディスプレイを評価する第42回ディスプレイ産業賞(2023)の「文化・公共施設部門」に入選した。須藤格館長は「改めて博物館の取り組みが評価されてうれしい」と話す。
同賞は、(一社)日本ディスプレイ業団体連合会が、前年に竣工・開業した施設や、開催したプロジェクトのディスプレイ作品を評価するもの。デザインだけではなく、地域に密接し、地域活性化や経済活動に貢献したものや、話題性、新技術などを総合的に審査している。
2022年7月に開業した同館では、館内通路から茅ヶ崎の自然や歴史・文化を象徴する展示資料を眺められるショーウインドウのような「サマリー展示」を導入。資料の形や色、質感などをじっくり楽しめ、資料名や解説文は展示室に入ってから閲覧できる仕掛けになっている。展示室では、茅ヶ崎の特色を描いた「茅ヶ崎絵巻」の背面でユニット別に詳細を展示。地域の魅力を直感的に伝えるとともに、来館者の興味を刺激する工夫が凝らされている。
受賞理由について須藤館長は、「自由動線で2面性のある空間を、興味の赴くままに見学するスタイルや、年3回の展示替えによって、いつ来ても新しい発見のある博物館となった点が総合的に評価されたのだと思う。博物館で茅ヶ崎の自然や歴史などを知って頂き、新たな茅ヶ崎の一面を楽しんでほしい」と話す。
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