「第14回全国学校図工・美術写真公募展」で、松浪小学校6年生の三田蒼大(そうた)さんが文部科学大臣賞(小学生の部)に輝いた。同校では昨年度も在校生が同賞に選ばれており、これで3年連続の受賞となった。
小中学生が図工や美術の授業で制作した造形作品をカメラで撮影し、構図や技法で一枚に込めた思いなどを表現するコンクール。日本広告写真家協会が主催しており、今回は793点の応募があった。
三田さんの作品の題名は「孤独」。写真の暗部に薄く日が差し込んでいる様子に、孤独や寂しさの中にかすかな希望があることを表したという。被写体が木材による造形作品だったため、調和を図る意味で同じ木で作られた下駄箱に作品を置いた。カメラとして使用したタブレットが大きく、撮影角度に苦労したというが、「光と影が共存する場所で撮りたかった。自分で考えてオリジナルの写真になった」と喜んだ。
題名にはコロナ禍での思いを込めた。孤独な毎日を送る中で、「前のように友達と遊べる時が早く来てほしいという希望を作品に見出したかった」とする。審査員からは「全体的に色彩を抑え、モノクロームに近い画面にすることで光と影の微妙なバランスも表現されている。優しい光が差し込み、孤独の中にも明るい未来が訪れることを感じさせる写真」と高い評価を得た。
三田さんは「授賞式で賞状をもらい、たくさんの人に良かったねと言われて実感が湧いてきた」とし、「今度は動物の写真を撮ってみたい」と笑顔を見せた。
ロボット企業交流拠点ロボリンク神奈川県の「さがみロボット産業特区」の取組みで生活支援ロボット発展へ https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0604/robolink/index.html |
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