神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2012年6月29日 エリアトップへ

6月30日にワークショップを開催する「ネパールとの架け橋 ねぱるぱ」の代表 永田 恵子さん 室田在住 60歳

公開:2012年6月29日

  • X
  • LINE
  • hatena

「少女の手に届くまで」

 ○…「マネー、マネー」。50歳の時、仕事や子育てから手が離れ、世界の子どもに目を向けようと行ったグアテマラ。その食堂で出会った少女が忘れられない。「生まれる場所が違うだけで、食べる人と、それを眺める人に分かれる。何で?」。物乞いする子どもにお金や物を与えるのではなく、「子どもが働かなくていい時代を築きたい」。その思いを胸に現在、公平な貿易・フェアトレードの仕組み作りをする団体「ねぱるぱ」の代表として奔走する。

 ○…初めて海外に行ったのは35歳。印刷会社に長年務め、身体を崩したことと、娘の後押しがきっかけだった。思い切った選択に思えるが、「それだけ弱っていたってこと」。自然な流れだったと話す。当時小学6年だった娘を連れてデンマークへ。52カ国から人が集まるインターナショナル・ピープルズ・カレッジに通った。この海外での経験によって、人生の選択肢が一気に広がったという。

 ○…「世界の子どもを支援するといっても何をしたらいいか分からなかった」。そんな時に参加した講演で、ネパールのパルパ郡で生活しながら支援する垣見一雅さんと出会い、パルパ郡への支援が始まった。最初は命に直結する「水」を支援。水場が村にあると病気が減り、命が助かる。水汲みから開放されれば、子どもが学校へ通うことも叶う。日本で寄付を募り、3年間かけて2カ所分の支援金を集めた。既に1つ目の水場は完成。しかし、ここで活動の原点に戻って考えた。「この水はあの少女の手に届くだろうか」

 ○…水場の支援が、「フェアトレード」の仕組み作り、「ねぱるぱ」の活動につながっている。目標は、1年以内にパルパ郡から輸入したコーヒーを茅ヶ崎のカフェで楽しむこと。生産量や品質の向上、周知するためのイベント開催…。課題は山積するが一歩一歩進める。いつか公平な貿易が世界に広がり、「あの時の少女の手に届くように」と。
 

馬肉専門販売店

1500円以上お買い上げの方、「タウン見た」でユッケプレゼント

https://rarea.events/event/112428

<PR>

茅ヶ崎版の人物風土記最新6

荒井 理紗子さん

5月4日のコーヒーフェスで、書道パフォーマンスを行う

荒井 理紗子さん

藤沢市在住 20歳

5月3日

金子 皓大さん

茅ヶ崎商工会議所青年部(YEG)の2024年度(第41代)会長に就任した

金子 皓大さん

中島在住 41歳

4月26日

奈良 英俊さん

3月19日付けで茅ケ崎警察署長に就任した

奈良 英俊さん

茅ヶ崎市在勤 57歳

4月19日

柴田 智美さん

「星空のスカート」を制作して環境問題を訴える

柴田 智美さん

浜之郷在住

4月12日

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市民文化会館で5月6日、初のホール公演を行う

黒木 ちひろさん

茅ヶ崎市内在住

4月5日

櫻井 貴基さん

第六天神社のほか、市内6神社の宮司に就任した

櫻井 貴基さん

十間坂在住 55歳

3月29日

㈱平和堂典礼

藤沢市辻堂神台2-2-41 0120-59-6999

https://heiwadou.com/sp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook