(社)神奈川県宅地建物取引業協会湘南支部の支部長に就任した 鈴木 英文さん 東海岸北在住 70歳
湘南想いは誰よりも
○…(社)神奈川県宅地建物取引業協会の湘南支部長にこのほど就任した。不動産業界の健全な発展を図ることを目的に活動している同協会。湘南支部は、藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町の2市1町の475社の会員を束ね、より良い住環境を提供するためのサービス充実を図る。「安心・安全な住宅環境を湘南地域の皆様に提供していきたい」と決意を語る。
○…就任にあたり掲げた指針は「会員同士の信頼関係を築き、一致団結する」「湘南地域の安全・安心な住空間のお手伝いをする」「自然災害対策を行政に働きかける」の3つ。東日本大震災による津波の被害は、湘南地域の不動産業界に大きな打撃となった。「これまで、サザンなどで憧れの地だったが、逃げたくなるような場所になってしまった」。土地はなかなか売れず、他地域へ移り住む人も多いとか。3つの指針は、そんな状況を変えていこうという想いが込められている。
○…口に出るのは、地元茅ヶ崎をはじめとした湘南地域のことばかり。街の防災対策から観光まちづくりなど、口調に力がこもる。「さがみ縦貫道が完成すると、この湘南の地域は高速道路の基点となる。全国でも重要な観光スポットになる」と将来を見据え、目を輝かせる。
○…茅ヶ崎市で生まれ育つ。4人兄弟の末っ子。小さい頃から物作りが好きで、理工系の大学へ進学し建築家の道へ。ゼネコンに21年間勤め、平成元年から父の後をついで不動産業・(有)鈴木商事代表取締役社長に。地元では文化活動や福祉活動でも地域に貢献もしている。「めんどくさがりで、不器用」と自身の性格を表すが、意外にも趣味はメダカを育てることだとか。家には、黒メダカ、赤メダカ、白メダカと種類豊富なメダカを50匹ほど飼育している。「最近、子どもを生んで、朝のえさやりが大変」と微笑む表情が嬉しそうだった。
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