茅ヶ崎市民栄誉賞を受賞した 出口 彩香さん 松が丘出身 20歳
貫く日の丸への想い
○…今年8月に行われた第5回IBAF女子野球ワールドカップに日本代表として出場。大会3連覇に貢献したことなどが評価され、茅ヶ崎市民栄誉賞を受賞した。これまで野口聡一さんや加山雄三さんなど6人が受賞した名誉ある賞だ。「まさかもらえると思っていませんでした。まだ実感もないですし、本当にもらっていいのかなという感じです」と受賞を喜ぶ。
○…小1から三ヶ丘ブルースターズで野球を始め、遊び相手はいつも男の子だった。「小さい頃はやんちゃでした。女の子同士では何か物足りなかったというか」と笑う。小5の時に女子日本代表の存在を知り、ここが転機に。「日本代表に入りたい」という一心で中学では硬式野球チーム、湘南クラブ(平塚)に入団した。「パワーでは男子に負けてしまうので守備と小技を磨きました。とにかく負けず嫌いなので何か自分の中で光るものが欲しかったんです」。高校、大学、日本代表とこれまでの階段を共にのぼったグローブは当時の監督から譲り受けた物だ。「練習も試合もずっとこれだけを使ってきました。さすがに最近ちょっとガタがきていますが」とはにかむ。
○…尚美学園大学2年生。野球に明け暮れる毎日だが授業としっかり両立する。「メリハリをつけて単位もばっちり取得してます」。また練習後には一人暮らしをする友人の家に行き来をして鍋を楽しむなどキャンパスライフも満喫している。「明るいキャラだからですかね。仲良しの友達とコンビで先輩にいじられてます」と満面の笑み。
○…12月8日(土)に茅ヶ崎公園野球場で行われる授与式を前に「やっぱり何か話すんですよね。人もたくさん来ますかね。めっちゃ緊張します」と素直な一面も。まずは次回(2年後)も日本代表に選出されることが今後の目標。「野球をやっている間は代表にこだわってやっていきます」。とにかく見据えるものはただ一つ。4連覇だけだ。
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