茅ヶ崎在住のフリーアナウンサー徳光和夫さん(72)。昨年はアナウンサー人生50年の節目を迎え、地元茅ヶ崎で講演も行った。今年も箱根駅伝の名物沿道観戦、湘南国際マラソンのスターターなど茅ヶ崎人らしい精力的な活動に期待だ。
茅ヶ崎名物となった駅伝観戦
「毎年恒例なので、周囲の人たちが情報を寄せてくれましてね。嬉しいですよ」と顔を綻ばす。馬券の裏面を再利用し、選手ごとの独自取材メモを片手に市内沿道で観戦予定だという。「茅ヶ崎はお正月の駅伝にはじまり、春の大岡祭、夏の訪れを感じる湘南祭、真夏の花火と、茅ヶ崎市民であることに喜びを感じます」
時の流れを実感できる土地
大学3年時に都内から茅ヶ崎へ移住。今年で在住53年目となる。「都心と違い、1時間がしっかり60分と体感できる茅ヶ崎はホッとします」と真情を吐露する。「休日を『休日』として過ごせる場所」と茅ヶ崎の魅力を一つ、また一つと興趣を添えて語り始めるのは、徳光さんの持ち味だ。「ズームイン当時は、妻と息子2人が『どうしても茅ヶ崎を離れたくない』と言い張りまして」。家族の溢れる茅ヶ崎愛は、12年間の単身赴任経験で十分すぎるほど伝わってくる。「この間、茅ヶ崎の気候、風土、人間関係すべてが最高だと再認識できました」
馴染みは南口周辺
茅ヶ崎小に通った息子の友達の親が経営していた蕎麦屋のむさしのやスポーティフ、プレンティーズなどお気に入り店も多い。「潮騒を耳にしながら富士山を望めるこの自然は比類ない景色」と愛郷心が豊潤だ。「趣き深い通りもあり、茅ヶ崎は偉大なステータスです。いつかどこかが『徳光横丁』とか呼んでもらえる日が来れば、なんて身内では冗談交じりに話していますよ」と茶目っ気たっぷりだ。
潮風を感じる茅ヶ崎風土
湘南国際マラソンでは、開催当初から応援団長を務めている。「富士に向かい、また背負って江ノ島が浮かぶ太平洋沿いを走る。世界でも有数の絶景マラソンだと思います。今以上にメジャーにしたい気持ちでいっぱいです」。幼少時に夢中だった落語の口上は、現在では日本でも指折りの饒舌司会へと進化を遂げた。趣味の川柳は一層磨かれ、茅ヶ崎を詠む句は日常化しているとか。「唇に サザンをそして 眼にえぼし」。本紙読者へ披露した即興川柳と、これぞという徳光スマイルが何よりも茅ヶ崎愛を示していた。
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