第13代茅ヶ崎商工会議所女性会会長に就任した 山口 佳子さん 南湖在住 66歳
底知れぬ懐の深さ
○…女性経営者の地位向上と地域の発展を目的に、ボランティア活動など草の根的な活動を続ける商工会議所女性会。このほど開催された定時総会で第13代会長に就任すると「つながる、つなげる、つなげよう」をスローガンに掲げ協力を訴えた。「意見の違いで喧嘩になってもいい。普段バラバラでも何かの時に一つになれば問題ない」。今回2度目の会長職ということもあり抜群の安定感を見せる。
○…「地域で何か役に立ちたい」。そんな思いの中、40歳を前に知人の紹介で入会することに。以来副会長や、委員長を歴任してきた。ほかにも出身大学の同窓会会長をはじめ、文化景観を育む会、市民と企業をマッチングさせる市の事業に携わるなど多忙を極める。「忙しくて正月に倒れたの」と笑顔で話す。地域とのかかわりはあげたらきりがない。「超お人好しなのかも。頼まれると断れなくて。でも忙しいのは嫌いなんだけどね」。やさしく包み込むような笑顔が常に人を引き寄せる。
○…小学校6年に茅ヶ崎へ。アナウンサーを目指し短大へ進学し在学中に専門学校へも通った。「最終面接でいつも落とされた。毎回同じ人が残っているから、仲良くなって励ましあったりした」。夢は実現しなかったが、日本音楽著作権協会へ入社。出産を機に退社後、現在は夫の(株)洋建築企画で営業職として活躍する。趣味はパッチワーク。忙しい合間を縫って一つずつパーツを作っている間が気分転換に。一度始めたら具合が悪くなるまで続けるほどの凝り性。「娘や息子の幼い頃の洋服をパッチワークにして結婚の際に持たせた。息子は受け取ってくれなかったけど」と残念そうに微笑んだ。
○…「一人が出来ることは限られている。どれも私じゃなくていいはず。だから皆でつながって活動していきたい」。つながりを大切にしながら、新たなつながりも求めてさらなる成長を誓う。
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