50周年を迎えた茅ヶ崎市子ども会連絡協議会(市子連)の会長を務める 沼上 純子さん 甘沼在住 60歳
子育てママを見守る
○…市内32の子ども会が加盟する連絡協議会の会長。「子育て中、先輩ママたちにたくさん助けてもらった。自分も同じように現役ママたちを支えてあげたい」。そんな思いで子育て後も活動を続けてきた。この30年で子ども会の加入率は激減。「時代が変わり、親に余裕がなくなっている。子育ては大変。でも大切な時。だからこそ同じ立場の人と交流し、先輩たちの手を借りながら、一緒に楽しく子育てをしてもらいたい」
〇…甘沼で3姉妹の次女として育った。活発な性格で中・高とソフトボール部のキャプテンを務め、地区大会で優勝したことも。「20年後に当時の対戦相手たちとママさんソフトボールで再会したんです」と嬉しそうに微笑む。短大で幼稚園と小学校の教員免許を取得し、教育実習に訪れた梅田小で「子どもに関わる仕事に就きたい」との思いを強くした。知人の紹介で藤沢にある「幼児教室ひまわり園」に勤め、代表に就任。幼児教育の現場に立ち続けて来年で30年を迎える。
〇…子ども会には子どもの小学校入学を機に入会した。キャンプなど会の活動中は、似ているアニメキャラクターにちなんだ「ベラさん」が愛称。名札を手に「こっちのほうが親しみやすいでしょ」とニッコリ。「一緒に行事を楽しむことで子どもの成長や意外な一面に出会え、親同士の繋がりもできた。思い出は子どもにとっても宝になる」と会の魅力を語る。7月に市子連の50周年記念式典を催す。「会員が世代を超えて再会し、会の魅力や必要性を再発見する場にしたい」
〇…「家に仕事の話を持ち込まないことをルールに好きなように働かせてくれた夫と、子育てを通じて多くのことを学ばせてくれた息子に感謝」と家族愛は深い。今は成長し、市議になった息子の「人生の応援団長」でもある。個人では湘南国際マラソンや年末の第九演奏会にも参加。はつらつとした朗らかさで、周囲に笑顔の輪を広げる。
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