50周年記念式典を11月13日(金)に開催する「茅ヶ崎市老人クラブ連合会」の会長を務める 藤野 正次さん 矢畑在住 86歳
責任感の強さで人を魅了
○…60歳以上が加入し、セカンドライフを健全で豊かなものにしようと、レクリエーションやボランティアなどを行う老人クラブ。現在茅ヶ崎市内で95団体、約4500人が加入し、その連合組織「茅ヶ崎市老人クラブ連合会」の創立50周年記念大会が11月13日(金)に市民文化会館で開催される。「色々な人と知り合え、生きがいや健康に繋がるのが魅力。是非加入して欲しい」と力を込める。
○…70歳で勤めていた会社を退職。すると翌年自治会長から老人クラブの立ち上げを依頼され、1年かけて「TBS遊ゆう会」を立ち上げた。「メンバーを50人集めなければならなくて苦労した。これからのんびりしようと思っていたのに」。責任感の強さが人を惹きつける。クラブでは歌声教室やグラウンドゴルフなどのイベントだけでなく、高齢者や児童の見守り、公園掃除など住みよい街づくりのために皆で汗をかく。
○…生まれは栃木県足利市。野球部の主将として甲子園を目指した。しかし県大会の決勝戦で右腕を骨折。チームは敗れ甲子園の夢は断たれた。卒業後、早稲田大学へ進学。「野球をやるなら学費は出さない」と父。「仕方がないので会社で続けました」と目を細める。卒業後は工作機械メーカーを経てレジメーカーに就職。社外との関わりが多い購買課を歩んできたこともあり最後の2年は人員整理の責任者に。「後から行くから」。仲間の受け入れ先探しに奔走し、ほどなくして自身も退社。すると受け入れ先の一つから声が掛かかり53歳で入社。その後退職の引き止めもあり、70歳まで現役を全うした。
○…現在妻と2人暮らし。月に1、2度は二人で食事に出かける愛妻家だ。「妻の存在は大きい。妻の理解があってこそ会長職ができる」と感謝を忘れない。今年の目標は会員増と2クラブ新設。「内助の功」を受けながらまずは記念大会を成功へと導き、次の50年の足掛かりを作る。
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