5月20日から22日まで静岡県磐田市の豊浜海岸で行われた「NSA(日本サーフィン連盟)第34回全日本級別サーフィン選手権大会」で、NSA湘南茅ヶ崎支部所属の小笠原由織(ゆうり)君(16)=東海岸北在住=と、松田詩野さん(13)=東海岸南在住=が優勝を果たした。
アレセイア湘南高校1年の小笠原君は男子ショートボード1stクラスで優勝。「大きい大会の一つで勝てて嬉しい。セミファイナルでは波が小さかったが、プレッシャーに打ち克ち、強豪選手ともしっかり戦うことができた」と振り返る。
一方、第一中学校2年の松田さんは女子ショートボードクラスで優勝。「勝ちたい気持ちがとにかく強かったので、波が弱かったセミファイナルでも自分が持つパフォーマンスをしっかり出せた」と笑顔を見せた。
ともに父親の影響を受けて小学校低学年の頃からサーフィンを始めたふたり。「最初は遊びでやってみたら楽しくてはまった」(小笠原君)、「自然が相手なので波を読みながらライディングするのが面白い」(松田さん)と、その魅力にのめり込んでいった。
世界で戦う選手に 「4年後の東京」も見据え
現在、小笠原君と松田さんは「波があれば毎日でも」と話すように、朝学校へ行く前や放課後に茅ヶ崎海岸裏パークで波に乗っている。また世界レベルを目指そうとハヤシスポーツクラブ(若松町)に週数回通い、ウエイトや体幹を鍛えるトレーニングも行っている。
目下の目標はふたりとも「NSAのポイントランキングで1位になり、世界の舞台に立つこと」。その先に見据えるのは「世界で戦えるサーファーになる」(小笠原君)、「世界大会に出て優勝したい」(松田さん)という夢だ。
また、4年後の東京オリンピックにサーフィンが正式種目になる可能性が高まる中、松田さんは「オリンピック種目になることはとても嬉しい。正式に決まったら、絶対に出場したい。そのためにも今から練習やトレーニングはもちろん、食事やメンタルに関しても勉強して取り組み、その日のための準備をしていきたい」と意気込んでいる。
小笠原君も「正式種目になる可能性が高まったことは、サーフィンの魅力を多くの方に知ってもらうチャンス」と話し「正式種目になったら出場することを現在の目標としているので、松田選手と同じくサーフィンのパフォーマンス向上に必要な様々なことを吸収し、オリンピックの舞台に立ちたい」と決意を語った。
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