茅ヶ崎市内在住のプロサーファー・松田詩野さん(17)が9月9日、木崎浜海岸(宮崎県)で開かれた2020年東京オリンピック代表選考会を兼ねる世界大会「2019 ISAワールドサーフィンゲームス」で女子アジア最上位の15位となり、条件付きで東京五輪出場権を獲得した。
ワールドサーフィンゲームス(WG)は、国際サーフィン連盟が主催するサーフィンの世界チャンピオンと国のランキングを決定する世界選手権で、各国から多くのトップサーファーが集結する大会。9月7日から15日まで9日間にわたり開催された今大会には、約50カ国・300人が出場した。
日本からは、松田さんを含む6人(男女各3人)が出場。松田さんは“日本代表”の重みを背負い、刻々と変化する波を的確にとらえ、抜群のボードコントロールで乗りこなした。積極的に技を仕掛けランキング上位選手たちを退けたが、4回戦1組で3位となり5回戦進出を逃した。しかし、敗者復活戦を7回戦まで勝ち上がり、アジア最上位の15位で大会を終えた。
東京五輪の女子出場枠は最大で2人。選手選考の優先順位(別表参照)があり、松田さんの出場が最終的に確定するのは、松田さんも出場する来年4〜5月に開催されるWGの結果を待ってからとなる。このWGで松田さん以外の日本勢2人以上が6位以内に入らなければ、五輪代表に決まる。
松田さんは「集中して戦えた」と今大会を振り返り、「出場が確定したわけではないので、来年までにしっかりと練習を重ね、出場できるよう頑張りたい」と微笑んだ。
市役所に応援パネル
松田さんを後押ししようと、市役所本庁舎1階に応援パネルが設置されている。メッセージを書き込むことが可能で、書かれた言葉は関係者を通して松田さんへ届けられる。設置期間は来夏までの予定。関係者は「市をあげて盛り上げていければ。ぜひメッセージを書きにきて」と話した。
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