茅ヶ崎市の公立小学校は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止した小学6年生の修学旅行の代替行事として、横浜・八景島シーパラダイス(金沢区)=写真=を貸し切り、日帰り旅行を計画している。寒川町と合同で、来年2月17日(水)に実施予定(雨天決行)。シーパラが通常営業時間に貸し切りを行うのは初の試み。
市立小学校19校は当初、栃木県・日光への修学旅行を9月中旬に予定していたが、7月の段階で一旦は来年3月に延期された。市教委や校長会で検討が重ねられ、移動中や宿泊先での感染リスク等を考慮し、8月に中止を発表した。
何とか思い出を
頑張る6年生たちに、修学旅行に代わる思い出を作ってあげたい―。各校の校長の共通の思いだった。県内で日帰りが可能な場所を探していたところ、旅行会社から提案されたのが、箱根(関所など)、横浜・八景島シーパラダイス、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストだった。
熟考した結果、箱根は他の観光客も大勢いること、プレジャーフォレストは屋内施設の収容人数が限られ雨天時の不安が残ることなどから、除外された。シーパラは貸し切りが可能なこと、雨天時でも水族館内のアクアスタジアムで昼食が取れることなどが、決定理由となった。
移動は、各校ごとに往復貸し切りバスを利用する。また、GoToトラベルを利用する予定だといい、詳細は今後詰められる。
イルカショーも特別実施
保護者には、市教委と校長会の連名で10月22日に書面で通知された。児童からは「修学旅行がなくなって悲しいけど、最後にみんなで行けるのでうれしい」という声が届く一方、保護者からは「実施してくれるのはありがたいけど、寒さが厳しい時期をもう少し考慮してほしかった」との声が聞かれた。また、シーパラ担当者は「特別イルカショーも実施します。特別な思い出を作って頂きたい」と話している。
なお市立中学校全13校は、2月下旬に京都・奈良方面への修学旅行を1〜2泊で予定している。
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