茅ケ崎警察署管内の岡田交番(寒川町岡田5の18の1)が、1年後の2022年3月末頃、寒川駅前交番(岡田246の3)と統合されることが明らかになった。県警が進める交番再編計画の一環で、統合後は「アクティブ交番」と名付けた車両型の移動式交番が配備され、同年4月から運用を開始する。
茅ヶ崎市内はそのまま
県警は19年に1交番あたりの増員や、老朽化などに伴う施設更新の必要性を加味した「県警交番等整備基本計画」を策定。20年度から29年度までに、県下471あった交番を400カ所ほどに統合する計画を進めている。同計画では、茅ケ崎署管内の統合は岡田・寒川駅前両交番のみの予定で、統合後の交番数は12から11交番になる。駐在所数は現在の4カ所のまま。
統合後は寒川駅前交番を拠点とし、複数の署員で勤務にあたる。パトロール強化に加え、車両型の移動式交番「アクティブ交番」が1台配備される。
岡田交番は、1980年に設置された。統合後、敷地や建物は閉鎖され県に引き継がれる予定で、詳細は未定。
地元と協議し設置場所検討
アクティブ交番は、神奈川県警独自の取り組みで、普段は所定位置に駐車し、張り出したテントの下に机といすを設置。拾得物の届け出や住民からの相談受付など、これまでの交番業務を引き継ぐほか、事案発生時には現場へ向かい、地域一帯のパトロール活動も行うパトカーの役割も担う。運用は、毎日4時間を予定している。
茅ケ崎署では「該当地域の皆様と協議を重ねながらアクティブ交番の設置場所を検討していきたい」とし、「地域の治安を守るのは警察官。交番が統合されても地域の治安維持に努めたい」と話した。
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