昨年12月末、たまや幸町店の南側壁面に、地元イラストレーターによる壁画がお目見えした。アートを通じて通りを盛り上げようと、雄三通りスマイルプロジェクトと東海岸商店街が「雄三通り賑わいのアートストリート事業」の一環として企画した。
雄三通りスマイルプロジェクト(YSP)は、昨年、同通り周辺の事業者と有志の住民が連携し、「通り」の魅力向上や安全・安心の啓発などを目的に結成した団体。アートストリート事業は、雄三通りにある店舗を壁画などでアート化し、通りの賑わい創出などを図るとともに、作品内に安全・安心の啓発も組み込むことで、地域の「スマイル」を拡大しようとするもの。
2017年度の茅ヶ崎市商店街にぎわい創出事業にも認定されており、YSPと、雄三通りの店舗が所属する東海岸商店会が共同で企画している。
今回の壁画は、スーパー「たまや」を運営する株式会社たまやの原浩仁社長が、YSPに参加していたことがきっかけになった。同社にとっても、壁画事業に外壁を提供するのは初。原社長は「YSPは立ち上げ当時から参加している。通りの活性化は地域に店を構える1店舗としても喜ばしいこと」と話す。
市内アーティストが壁画デザイン
壁画とデザインの制作は、地域住民としてYSPに参加しているイラストレーターのRYU AMBE(本名安部竜一)さん(=人物風土記で紹介)が担当した。RYUさんは、以前から市内のお店の外壁や商店会フラッグのデザインなどを行っており、YSPが運営する地域情報サイト「エキウミ」のイラストなども手掛けている。
壁画の大きさは縦2m、横3m。雄三通りやたまやの利用者を観察したRYUさんが「茅ヶ崎でよく見る光景」として、子どもを自転車に乗せて走る母親や、犬と散歩する姿をデザインした。また、通りを安全に利用してほしいという思いを込め「MAKE STREET SAFE(通りを安全にしよう)」というメッセージも加えた。
完成した壁画を見た原社長は「茅ヶ崎らしい明るいデザイン。通りのイメージ向上になるのでは」と話し、RYUさんは「通りを歩く楽しみの1つになれば」と笑顔を見せた。
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