馬入の歴史 石碑に刻む 松原公民館に完成
馬入地区の歴史や文化を次世代に残そうと活動している地元住民のグループ、馬入の歴史連絡協議会(杉山嵩会長)が、松原公民館の敷地内に「東海道馬入松原跡」の碑を建立した。
石碑には、東海道が制定された慶長6年、同公民館付近に江戸幕府が植えた松林が存在し、その光景から松原という呼び名が浸透したという地区名の由来などが刻まれている。形は松の幹をモチーフにしたもので、地域住民から寄せられた寄付金で制作された。
同会は過去にも、「東海道馬入の渡し跡」「馬入渡川会所跡」「東海道馬入一里塚跡」の碑を地域の寄付金で建立するなど、馬入の歴史を紹介する石碑を数多く制作している。
杉山さんは「戦争で焼け野原となった馬入地区の歴史が、石碑という形で残せたのは光栄なこと。地域への恩返しができたのではないか」と話していた。
杉山さんは現在、館長を務めている同公民館50周年記念誌の編集も進めているそうで、10月ごろに完成予定という。
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