「振り込め」に待った 中栄信金 1日2件のお手柄
振り込め詐欺を未然に防いだとして、平塚警察署は7日、中栄信用金庫金目支店の職員に感謝状を贈った。
警察署と同信金によると、1日午後、定期預金を解約して多額の現金を引き出そうとする70代の男性と80代の女性が相次いで窓口に訪れた。応対した職員の小岩里枝さんと鈴木香里さんはそれぞれ男女の様子に不安を覚え、上司の千葉聖支店長と高橋亨さんに相談。2人に事情を尋ねた。
70代の男性は息子と名乗る男から、会社の金を使い込んだ補填として午後3時までに現金を用意して欲しいという電話があったという。80代女性にも、親戚を名乗る男から同様の話で現金を取りに来るとの電話があった。職員は息子や親戚に連絡するよう促し、その後、詐欺だと判明した。千葉支店長は「預金者の財産を安全に管理する使命が果せた」と胸をなでおろしていた。同一金融機関で、1日に2件の詐欺が発覚するのは珍しいケースだという。
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