南口盛り上げる「4まつり」
平塚駅南側エリアの商店主たちが主体となり、毎月第2日曜日に飲食店「モトロッソ」(夕陽ヶ丘3─5)前をメイン会場に開かれている市場、「SunSunマルシェ」。地域交流の拠点として、昨年4月から市民有志の手で毎月続けられ、地域への浸透を広げている。
開催のきっかけは発起人の一人であり、南口に店を構える「モトロッソ」のオーナー相山洋明さんと、市内バラ生産者の横田敬一さんの出会い。相山さんが経営するもう一つの飲食店「メゾン・ド・アッシュ×エム」に、横田さんが作る食用バラを売り込むため訪れたのが始まりだった。
相山さんは食用バラというユニークな食材に魅せられ、横田さんとすぐに意気投合する。その際、「南口と地産地消を盛り上げるためにやってみたいことがある」と持ちかけたところ話が盛り上がり、マルシェ(市場)を企画することになった。
さらに、若い農業者に信頼の厚かった市農水産課の堂谷拓さんに、横田さんが話をして協力の輪を広げた。横田さん・堂谷さんが農家へ、相山さんが商業者へとそれぞれ働きかけた。
3人でメンバーを集めて会議を開き、昨年2月に第1回をプレ開催。来場者の反応も上々で、4月より本開催となり現在に至る。SunSunマルシェの話を聞きつけた商店主や生産者から「うちもやりたい」という話も数多くあったという。
現在は本会場以外にも「nid(ニド)会場」や、平塚あきんど塾中心の「松鱗亭会場」の2会場でも催されている。またSunSunマルシェ特別メニューや、会場で配っているMAP持参でサービスが受けられる「協力店」として参加する店舗等、様々な形で取組みが広がっている。
今月は定期開催の他に、9月24日(土)にも行われる。例年9月に「ひらつか市民活動センターまつり」「みんなの消費生活展」「村井弦斎まつり」が開催されていることから、行政から「4まつりで南口を盛り上げよう」と声がかかり、官民協働で南口に大勢の人を集めるつもりだ。
当日は「子供たちの笑顔」と「被災地支援」の2つをテーマに、ちびっこマーケット(おさがり市)や縁日、「がんばろう東北!さんま祭り」「東北の子供達へ!届けマリンバ演奏」などが行われる。「マルシェは地域のコミュニティの核であり、我々商・農業者にとっては色々なことを自由に試せるラボ。南口全域に広げていきたい」と相山さんは話している。
24日のイベントに関する問合せは、SunSunマルシェ【電話】21・6001、市民活動センターまつり【電話】21・7517、みんなの消費生活展【電話】20・5775、村井弦斎まつり【電話】35・8130※全て市外局番0463
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