「がんばろう」歌で伝える 主婦コーラス CD販売で被災地支援
市内の主婦コーラスグループ「JOYFUL」が、歌を通じて震災復興を後押ししようと立ち上がった。
JOYFULは、05年のゴスペルワークショップを受講した主婦有志が、継続的な活動を行うために結成したアマチュアサークル。受講当初は楽譜も読めず、英語の発音もままならなかったが、講師Shifoさんの手ほどきを受け、1年をかけて課題曲「JOYFUL JOYFUL」の練習に取り組んだ。
Shifoさんは、ワークショップ終了後も講師として協力。17人のメンバーは家事をこなすかわたら、市民センターで月2回の練習に励んでいる。
「自分たちが楽しむために活動してきたけれど、他にもできることがあるんじゃないかって」と話すのは、代表の二之宮洋子さん。3月11日の震災以降、「ただ歌うだけではなく、メッセージを伝えたいと考えるようになりました。そうしたら、歌っている表情が輝きだしたんです」と、メンバーの気持ちを代弁する。
自分たちにできることをしようと、メンバーは義援金を募るためにCDの自主制作を考案した。7月初旬、Shifoさんが作曲した3曲を市民センターで録音。CDのパッケージや歌詞カードのデザインも、慣れないパソコンを使い手づくりで仕上げた。CDタイトルの「がんばろう」は、メンバーの思い入れが一際強い1曲目の収録曲だ。
メンバーの小林みゆきさんは「被災地で泥かきはできないけれど、私たちにもできることがあると思っています。くじけそうになっても、前を向いていけば何とかなるんだよという思いを伝えたい」と話している。
CDは、11月5日(土)にOSC湘南シティで行われる発売記念ライブ(13時〜・15時〜)で300枚を販売。1枚千円。収益金の一部は、日本赤十字社を通じて被災地に寄付される。CD販売やメンバー募集の問合せは、小林さん【電話】0463・35・5639まで。
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