仕事のかたわら、日本のお城を趣味で撮り続けたその数、百数十城。纒在住の内藤勇二さん(65)が、11月13日(日)に「日本のお城写真展」を行う。場所は、纒自治会館ホールで、10時から14時まで、入場は無料だ。
内藤さんがお城を撮影するようになったのは、昨年の1月に出会った”日本百名城”に関する冊子がきっかけ。ふらりと立ち寄った書店で見て以来、すっかり城のとりこになった。
名城から城跡にまで足を運び、約2年間で撮影した数は、実に百数十城。撮影した写真の枚数は、2000枚を超えるという。遠方での撮影時には連泊も珍しくなく、渾身の作品を収めるため、効率を考えたスケジュール管理にも余念がない。
この写真展では、その中から厳選した百十城分の写真を展示する。内藤さん自身のお勧めは、姫路城。「石垣を見ていると、昔の人は何でこんな頑丈で崩れない壁を造ることができたのだろう」と、城の建築についても興味を持ち、その点も城に魅せられた理由だと話す。だが、姫路城はメジャーな存在。「ちょっと通なところとしては、松山城も魅力的」だと語る。雲の上に浮かんでいるような幻想的なたたずまいが、また違った魅力をかもし出しているのだそうだ。「そういった日本の城の一つひとつが放つ個性を写真から読み取ってもらえたら」と内藤さんは意気込む。
また、定年を迎えて5年が経つ内藤さんは、同じく定年して時間の余裕がある人の趣味として、お城を楽しむことを提案したいという。「今は城ブームでもあるし、この写真展をきっかけにそういう人が増えてくれればうれしいです」。
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