"天体ショー"を先取り プラネタリウムで番組投影
2012年は、数々の天文現象が見られる”天文イベント年”。市博物館では、天体ショーの楽しみ方を紹介するプラネタリウム新番組「2012年の天文現象」を投影している。期間は、1月29日(日)までの毎週土・日(年末年始除く)。上映時間は、1回目が午前11時、2回目が午後2時から。所要時間は50分程度で、観覧料は200円(18歳未満・65歳以上は無料)。
番組は、今年の主な天文現象である火星接近(3/6)、金環日食(5/21)、部分日食(6/4)、金星の太陽面通過(6/6)、金星食(8/14)に焦点を当てた構成。過去に観測されたそれぞれの現象の写真を紹介しながら、時間の経過とともにどのように見えるのかを、学芸員の解説付きでシミュレーションする。
日本で金環日食が見られるのは、1987年以来、25年ぶり。金環日食は、月が太陽を隠し、太陽がリング状に見える現象だが、ほぼ中央に月が位置した状態で観測できる地点として、平塚は好条件だという。
また、金星の太陽面通過も貴重な現象だ。2004年以来8年ぶりに見られることになるが、これを逃すと次に観測できるのは2117年。シミュレーションでは、太陽の円の中を金星が通過していく様子を映す。学芸担当長の澤村さんは、「これから起こることですが、正確に分かりやすく紹介しています」と話す。
番組の前半には、昨年5月に導入された最新の投影機「PANDORA」で、その日の夜の星空が映し出される。以前の投影機と比べ、よりリアルな星空と臨場感を楽しむことができ、好評だ。
問合せは、同博物館【電話】33・5111まで。
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