市消防本部消防救急課がこのほど、2011年(平成23年)の火災・救急・救助の発生状況を発表した。
同課によると、昨年の火災発生件数は2010年(平成22年)より22件増の102件。2009年(平成21年)の66件から増加の一途をたどっており、死者、負傷者、損害額も昨年より増加している。
総務省発表の全国の火災状況がここ数年減少傾向にあるのに対し、市内の火災件数が増えている主な原因は放火(疑い含む)の増加にあるという。「歳末の特別警戒など巡回を行っているが、放火は対策が難しいのが現状。引き続き巡回と警戒を行っていく」と同課では話している。
一方、全国的にも2010年に過去最高件数となった救急出場状況は、市内でも2年連続で過去最高を記録。昨年は前年比288件増の1万2529件となった。出動で最も多かったのが急病で、全体の64%を占める7971件となっている。
搬送は平塚市民病院や平塚共済病院、済生会平塚病院など市内及び、大磯東海大学病院、伊勢原協同病院、茅ヶ崎徳州会病院、伊勢原東海大学病院など近隣市町の医療機関で98%が収容されており、医療機関との連携は確立されている。
救急救助隊の出場件数は前年比54件減の134件。水難事故への出場件数も7件減の8件となった。
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