市内18の空手道場、約2300人の所属する平塚市空手道連盟(府川正明会長)が7日、平塚海岸で恒例の寒稽古を行った=写真。白い道着を身にまとった子どもから大人まで、約80人が参加した。
同連盟の熊本征平さん(湘徳館館長)の話によると、寒に耐えて技術や精神の修練をするという寒稽古を行う空手団体は、全国的にも珍しいそうだ。昨年には、伝統的な稽古を体験したいという外国からの参加者もいたという。
寒風の吹きつける砂浜の波打ち際に降り立った参加者は、素足に打ち寄せる冷たい波にも負けじと、威勢の良い声を上げながら力強く拳を突き出した。
熊本さんは、「寒稽古は正月に行われる空手の伝統的な行事です。小さい子どもたちも参加してくれていますが、こうした伝統を身につけて将来の財産にして欲しい」と話していた。
稽古の後には焚き火で暖をとり、用意された焼きそばを元気に頬張っていた。
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>