IH(インターハイ)で好記録目指す ウエートリフティングの3選手
8月に北信越地方で開催されるインターハイには、平塚市内からも多くの選手が出場する。ウエートリフティング競技で切符を手にした、県立平塚湘風高校3年の奥瀬大輔さん、2年の武井宏晃さん、県立大原高校2年の野川明寛さんに話を聞いた。
湘風高校
94kg級の奥瀬さんは、昨年に引き続きインターハイ出場。今回の予選では、スナッチ(バーベルを一気に頭上に上げる種目)で102kg、ジャーク(バーベルを一旦胸上で保持してから上げる種目)で135kgというスコアを出した。
高校入学と共にウエートリフティングを始めた奥瀬さんは、太ももの筋肉強化などのトレーニングに積極的に取り組み、体格の良さも存分に活かして臨む。「今自分に足りないものは、重量に負けない精神の強さ」と、現状を厳しく評価。3年間の集大成となる今大会に向けては、「昨年の21位より一つでも順位を上げたい。表彰台に上れるよう頑張ります」と力強く意気込んだ。
一方、62kg級の武井さんは、スナッチ75kg、ジャーク96kgというスコアで予選を突破。インターハイ初出場を決めた。小学生からの付き合いである奥瀬さんの影響で入部を決めたといい、これまで大きなケガもなく、練習を続けてきた。力試しとなる大舞台を前に、「今、自分がどの位置にいるのかを知る絶好のチャンス。普段通りリラックスして臨みたい」と話した。
大原高校
野川明寛さんも高校から競技を始め、77kg級に初出場する。予選では、スナッチ83kg、ジャーク104kgを記録し、「出場できると思っていなかったのでうれしい」と話した。
これまでの最高記録は、練習で出したスナッチ90kg、ジャーク105kg。大会では慎重にいきたいとしながらも、スナッチ90kg、ジャーク110kgを目標に掲げた。各種目で3回の試技を行うが、「初回が重要。プレッシャーをはねのけて、最初に記録をとりたい」と意気込む。
出場に際して、顧問の井上正美先生からは「今回経験することを糧に、来年も見据えてほしい。ここはあくまで通過点」と言われ、気を引き締めているそう。「先生やクラスの皆に恥をかかせたくない。出るからには、記録を残して帰ってきます」と、力強く語った。
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