東曜印房(市内明石町)の水嶋祥貴さん(36)が、先月22日から25日に千葉県幕張メッセで行われた第27回技能グランプリ(厚生労働省主催)の印章木口彫刻で、銅メダルを受賞した。
技能グランプリは様々な職種の職人がその場で腕試しをする競技会で、2年に1度開催されている。各ジャンル一級もしくはそれに相当する資格を持ち、制限時間内に完成させられる技量がないと出場することが出来ない。
水嶋さんが参加した木口彫刻は今大会課題文字「日本宇宙飛行開発機構印」を、制限時間7時間で彫るというもの。印鑑の技巧を守りつつ、文字のバランスやデザイン性でどれだけ独創性を出せるかがポイントになる。印影を綺麗に出す押し方も重要になるそうだ。
「一度ミスをしたらそれまで。いかに早く集中出来るかが大事」と水嶋さんは話す。1時間ほどで周りの音が聞こえなくなるほど集中したといい、日頃の力を出し切り念願の表彰台へ上った。水嶋さんは「次は金メダルを目指して日々の仕事に精進したい」と話している。
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