土沢中生徒6人と吉沢小児童2人が、中小企業診断士の二宮雄岳さん=上吉沢在住=の指導を仰いで地域の特徴を学習し、子どもの視点から「地域おこし」のアイデアをまとめた。2日の公民館まつりで、その成果を地域住民に発表した。
子ども達は二宮さんの用意した資料をもとに、紀元前2万年程前の石器が見つかった歴史的土地柄であることや、市内有数の農耕地であることを学習。めぐみが丘で若い世代の人口流入がみられる一方、土沢地区で高齢化の進行している人口構造なども学んだ。
二宮さんは、学習した土地の特徴を踏まえ、子ども達に地域の抱える強みや弱み、機会、脅威をそれぞれ挙げてもらう分析方法を指導。子ども達からは、地域の強みとして自然や伝統行事の残る土地柄であること、弱みとして交通の不便や少子高齢化といったことが挙げられたという。
分析を通じて提案された地域振興策は、農産物を活かした土沢ブランドの加工品の研究、自然を活かした田舎暮らしや農業体験プログラムの提供などだった。
吉沢公民館では、地元の子ども達に地域参画を促すため、「知ろうクラブ」を運営。今回の発表もクラブ活動の一環で、これまでにも野菜作りや屋号の調査といった学習が行われた。今回協力した二宮さんは、「地域を理解し、地元の将来を考えてもらうことで、子ども達に郷土愛を感じてもらえたのでは」と語っていた。
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>