「七夕愛」で平塚の魅力伝える 織り姫インタビュー
笑顔と元気で
織り姫楽しむ
長濱 真衣子さん(19)
市内のバトンクラブに幼稚園から9年間所属し、七夕のパレードには毎年出演していた長濱さん。パレードへの参加経験から、織り姫は身近な存在だった。「高校を卒業したら織り姫に立候補しよう」と決めていた。決定の知らせは、周囲にインターネット投票を呼び掛けてくれた母親に一番に伝えた。
「七夕は私にとって一大イベント。髪の毛と浴衣をセットして足を運ぶのが恒例行事だった」とまつりの思い出を振り返る。一方、会場で目にした大量のごみが翌日にはすっかり清掃されていた光景に、多くの地域住民が七夕を支えていると知った。
幼いころから深く関わってきた七夕への思いは、織り姫となった今も変わらないという。「まずは自分が楽しむことが大切。織り姫としての活動を通して、おまつりの存在をもっと身近に感じてもらい、皆さんと一緒に七夕を盛り上げていきたい」と意気込む。
七夕の「顔」
自信に繋げる
瀬尾 千晴さん(19)
瀬尾さんは、小学生の時に市中訪問で交流した織り姫の姿に憧れ立候補した。「3歳から習っていたピアノの先生からも、織り姫になってほしいと言われ続けていて」と念願を叶え笑顔を見せる。
父親に肩車をされて見上げた七夕飾りを、今でも鮮明に覚えている。高校時代は、体育祭の練習を終えてまつりに足を運ぶのが何よりの楽しみだったといい、自身の青春も七夕が彩った。
「平塚は自然が多くて空気もおいしい。地元に戻ってこないと体が休まらない」と、都内の大学へは実家から通学。「私のことは地域の方々に育ててもらったという思いが強い」と話し、織り姫として平塚への恩返しができればと願っている。
目立つことは苦手というが「それでも、織り姫の経験が性格を変えるきっかけになると思う。自分の意見をアピールして、もっと自信をつけていきたい」と、活動を成長の糧にする。
まつりのパワー
来場者も感じて
後藤 真由美さん(30)
「初めて目にした七夕飾りは輝く宝石箱のように見えた。とにかくパワーをもらえる」と、七夕が持つ魅力を独自の感性で語る後藤さん。普段は日本画家として活躍し、30歳の契機にと織り姫に立候補した。「ウェブ投票期間は緊張で胃が痛かった」と気をもんだ反面、「たくさんの方が投票に参加してくださり、皆さんの平塚を盛り上げようという気持ちが伝わってきた」と、七夕に対する市民の関心の高さを知ることもできた。
3年前に美術館の市民アートギャラリーで個展を開いた際、多くの来場者と出会えたことで地元の温かさに触れた。将来は平塚で絵画教室を開きたいというのが後藤さんの夢だ。
「耕作面積の広さや特産物など、今まで分からなかった平塚の側面が見えてきた」と、織り姫の活動がより深く平塚を知りたいという郷土愛につながっている。「性格は負けず嫌い。勢いのある織り姫として、平塚の魅力を伝えていきたい」とはつらつと語った。
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