神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

進和学園 スーパーと連携し就労支援 障害者雇用モデルに視察団も

社会

公開:2013年7月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
長持店を訪れたJICAの視察団
長持店を訪れたJICAの視察団

 知的障害者らの就労支援施設などを運営する社会福祉法人進和学園が、利用者の施設外就労の場を拡充する取り組みとして、地元の株式会社しまむら(島村孝征社長)と連携。同学園の利用者が同社経営のスーパーで野菜の袋詰めや商品の陳列、店内清掃などの仕事に励んでいる。

 スーパーに派遣されている4人の学園利用者は週5日、6時間勤務。時給は当初1人300円だったが、働きぶりが評価され400円までアップした。

 しまむらストアー長持店の大友康弘店長は「最初はどの程度の仕事ができるのか分からなかったが、予想以上に上達が早い。青果の袋詰め作業はすでに、戦力として役割を果たしていただいている」と話す。

 同学園の授産事業を受注する窓口会社で、両者を結んだ(株)研進の出縄貴史社長は「国内には障害の程度を量る基準はあるが、職業能力の評価基準がない。最低賃金と照らしてどの程度仕事ができるのか、働きぶりを見て企業側に評価してもらえることはありがたいし、意義がある」と語る。

 提携は昨年11月にスタート。同社スーパーで働くパート職員の退職が重なった時期で、研進が人手不足解消策として持ちかけた。大友店長は「新しく雇用しなくても間に合うようになった。当社のメリットも大きい」と、社会貢献と実利を兼ねた就労支援モデルに手応えを感じている。

 研進職員の石井輝美さんは「地元で誰もが知っているスーパーで働けることに利用者の方は喜んでいる」と社会参画で得る生きがいに手応えを感じている。

 こうした取り組みは障害者雇用のユニークなモデルだとして、発展途上国の福祉行政関係者らが19日、国際協力機構(JICA)を通じ、同ストアー長持店を視察した。視察にはコロンビアやコスタリカなど9カ国12人が訪れ、学園利用者が働く職場を見学した。

 スワジランドから来たムテトゥワさんは「地域と連携して雇用を促進されていることに感銘を受けた」と感心しきりだった。
 

平塚・大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6

4色のチューリップ開花

イシックス馬入のお花畑

4色のチューリップ開花

見ごろ迎える

4月18日

七夕おどり参加募集

七夕おどり参加募集

4月25日締め切り

4月18日

アンジェに童心賞

二宮町ダンススタジオ

アンジェに童心賞

幼児部では入賞敢闘賞も

4月18日

球場を初の大規模改修

中井町中央公園

球場を初の大規模改修

フルビジョンの掲示板に

4月18日

手話通訳に挑戦

手話通訳に挑戦

二宮町で開講

4月18日

「銭天堂」平塚で

チケットプレゼント

「銭天堂」平塚で

5月24日 ひらしんホール

4月18日

あっとほーむデスク

平塚・大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • 連戦の最後は京都に完敗

    ベルマガ通信 4月12日アウェー湘南0-2京都

    連戦の最後は京都に完敗

    ルヴァン杯は長崎戦に勝利し三回戦に進出

    4月16日

  • 連敗脱出、上位に食らい付く

    ベルマガ通信 4月2日アウェー湘南0-2川崎4月6日ホーム湘南2-1名古屋

    連敗脱出、上位に食らい付く

    J1第8節vs 川崎フロンターレ、第9節vs名古屋グランパス

    4月9日

平塚・大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook