東海大学湘南キャンパス野球場で行われた東日本リトルリーグ野球選手権で、東海大の学生が主催者に代わって企画段階から大会を「プロデュース」した。
学生はスポーツ大会の運営方法を学び、主催者側も若い感性を運営に生かせるとして、東海大とリトルリーグが連携。ユニークなモデルケースとなった。
大会運営を担ったのは、伊藤栄治准教授が受け持つ体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の2年生35人。外部の大会運営は伊藤准教授が昨年から授業に取り入れ、今年は学生の石原夢花さんがリーダーを務め準備を進めてきた。
「学内のスポーツイベントと違い、これだけ規模の大きな大会運営は初めてのことだらけだった」と話す石原さん。グラウンド整備から連盟関係者との連絡、遠方チームの宿泊手配、近隣商店への協賛広告営業、広報活動など、全て学生の手で行った。アメリカンスタイルでゲームの合間に音楽を流すなど、学生ならではのアイデアも取り入れた。
「学生に対する教育効果は上がっている」と伊藤准教授は話す。また、今回のプロジェクトを通じ、学生が地元の子どもや保護者と関わることで、大学に親しみを持ってもらう機会にもなるなど、相乗効果も見込んでいる。各方面から「ノウハウを教えて欲しい」という依頼もあるそうで、新たな教育モデルとして注目されている。
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