市博物館 「びっくり」「はてな」がズラリ 秋期特別展を開催中
市博物館で秋期特別展「蔵出し!びっくり・はてな資料展」が開催されている。収蔵庫の中で、あまり日の目を見る機会に恵まれなかった収蔵品から、「珍しい」「不思議」「特異」「意外な発見」といったものを選んで、39のテーマで200点を展示。ズラリと並んだ資料が来館者の興味を引いている。会期は12月8日まで。
展示中の収蔵品は、平塚市や近隣地域の住民による寄贈、学芸員が野外で採取するなど開館以来約40年かけて収集されたもの。考古・歴史・民族・生物・地質・天文の6分野が揃う総合博物館ならではの収蔵品から探り知る、地域の歴史や自然環境といった魅力や収集の意義を伝えようと企画された。
展示方法には学芸員のアイデアが光り、例えば上吉沢の土中から発見された古銭は、「忘れられたへそくり」としたタイトルを掲げて紹介、クイズのような解説を添えて展示している。答えを知ろうと資料を読み進めると、収蔵品の歴史背景や使用目的が分かる仕組みになっている。
また来館者から多く寄せられていた「触れる展示品が欲しい」との要望に応える初めての取組みとして、触覚と嗅覚を使って楽しむコーナーを設置。子どもにも人気だという。市博物館では「地域を見つめる機会になれば」と話している。
問い合わせは【電話】0463・33・5111。開館時間は午前9時から午後5時(最終午後4時30分)。入場無料。毎週月曜休館。
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